城戸みゆき

城戸みゆき

Miyuki Kido

城戸みゆき Miyuki Kido
城戸みゆき Miyuki Kido

借景
borrowed scenery

世界との境界に位置する私たちの身体の表面。それを象徴する素材で直径180cmの柔らかな膜を造りました。1分間に3回転、それはゆっくりと回りながら通路の形と役割を刻々と変えて行きます。消えては現れる半透明の膜を透かして見る「向こう側」はそれだけで異世界となり、通路を通る人たちの動きも回転する面につれて流れ、滞り、そしてまた流れて行くのです。